1964年10月1日に実施された東海道新幹線のダイヤパターンと待避パターン、初終列車時刻および列車番号の付番について見ていく。
ダイヤパターン
このデータは、記事末尾記載の出典に記載の資料から、列車の運転頻度の定義を再編し時刻表の達人で改めて作成したものです。無断転載を禁じます。
なお以下の表を作るにあたり一部でOuDiaを使用させていただいております。
運行頻度の定期列車・多頻度列車・臨時列車の使い分けはこちら
※上り・下りとも「多頻度」となっているのは、超特急「ひかり」号は東京・新大阪発ともに12時00分発、特急「こだま」号は東京・新大阪発ともに10時30分発と19時30分発が抜けているため。なお特急「こだま」が浜松で待避を受けない場合(つまり東京・新大阪発ともに11時30分発)、下りは浜松→京都間、上りは浜松→新横浜間で1分ずつ各停車駅ごとに時間調整。
待避パターン
上り(東京行き)・下り(新大阪行き)とも浜松で「こだま」が「ひかり」を1本待避のみ。
初電終電時刻
1964年10月1日ダイヤ改正での変更点(つまり在来線列車との比較)は(括弧内)に付す。
初電
- 東京→新大阪 6時00分発10時00分着「ひかり1号」(特急「第1こだま」と比べ東京発時刻1時間繰り上げ、大阪(新大阪)着時刻3時間30分繰り上げ)
- 名古屋→新大阪 7時45分発9時30分着「こだま205号」(準急「比叡1号」と比べ名古屋発時刻15分繰り下げ、大阪(新大阪)着時刻43分繰り上げ)
- 名古屋→東京 6時30分発9時43分着「こだま204号」(特急「おおとり」と比べ名古屋発時刻1時間10分繰り上げ、東京着時刻2時間17分繰り上げ)
- 新大阪→東京 6時00分発10時00分着「ひかり2号」(特急「第1こだま」と比べ大阪(新大阪)発時刻1時間繰り上げ、東京着時刻3時間30分繰り上げ)
終電
- 東京→新大阪 20時00分発24時00分着「ひかり27号」(特急「第2つばめ」と比べ東京発時刻3時間30分繰り下げ、大阪(新大阪)着時刻1時間繰り下げ)
- 東京→名古屋 20時30分発23時38分着「こだま201号」(特急「おおとり」と比べ東京発時刻2時間30分繰り下げ、名古屋着時刻1時間23分繰り下げ)
- 新大阪→名古屋 21時30分発23時10分着「こだま208号」(準急「比叡8号」と比べ大阪(新大阪)発時刻1時間30分繰り下げ、名古屋着時刻25分繰り下げ)
- 新大阪→東京 20時00分発24時00分着「ひかり28号」(特急「第2こだま」と比べ大阪(新大阪)発時刻3時間30分繰り下げ、東京着時刻1時間繰り下げ)
列車号数の付番
- 定期「ひかり」(東京~新大阪間):1~28
- 定期「こだま」(東京~新大阪間):101~124
- 定期「こだま」(区間運転):201~208
- 臨時「ひかり」(東京~新大阪間):351~353
- 臨時「こだま」(1965年2月まで、運転区間問わず):371~376
- 臨時「こだま」(1965年3月以降、東京~静岡間運転):381~386
出典
東海道新幹線 写真・時刻表で見る新幹線の昨日・今日・明日, 須田寛 著, JTB出版事務局交通図書編集部, 2000年.
国鉄監修 交通公社の時刻表(現:JTB時刻表) 1964年9月号, 日本交通公社出版事務局時刻表編集部(現:JTBパブリッシング), 1964年.(JTBパブリッシングより電子書籍kindleで好評発売中!)
国鉄監修 交通公社の時刻表(現:JTB時刻表) 1964年10月号, 日本交通公社出版事務局時刻表編集部(現:JTBパブリッシング), 1964年.(JTBパブリッシングより電子書籍kindleで好評発売中!)
国鉄監修 交通公社の時刻表(現:JTB時刻表) 1965年1月号, 日本交通公社出版事務局時刻表編集部(現:JTBパブリッシング), 1965年.
国鉄監修 交通公社の時刻表(現:JTB時刻表) 1965年3月号, 日本交通公社出版事務局時刻表編集部(現:JTBパブリッシング), 1965年.
国鉄監修 交通公社の時刻表(現:JTB時刻表) 1965年5月号, 日本交通公社出版事務局時刻表編集部(現:JTBパブリッシング), 1965年.
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