JR東海ツアーズは2025年8月頃より東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」の指定席利用時の価格を同額としている。今回はこれについて見ていく。
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JR東海ツアーズの旅行商品で「のぞみ」加算廃止へ!
今回の2025年8月JR東海ツアーズ旅行商品価格改定では、東海道山陽新幹線荷て「のぞみ」「みずほ」加算を廃止した。
そもそもきっぷであれば東海道新幹線最速達列車「のぞみ」指定席は20分程度余計にかかる「ひかり」の指定席と比べきっぷであれば東京・新横浜~名古屋間で210円、東京・新横浜~京都・新大阪間で320円高い。新幹線と宿泊がセットのJR東海ツアーズの旅行商品では新幹線代の割引率を同率割引としていたため、東海道新幹線「のぞみ」と「ひかり」利用ん曽合に東京・新横浜~名古屋間で140円~210円、東京・新横浜~京都・新大阪間で230円~320円程度の差額を設けていた。このためJR東海ツアーズの旅行商品でも「のぞみ」と「ひかり」に差額があったのだ。
この「のぞみ」と「ひかり」の差額を2025年8月ごろに廃止し同額化、最速達列車「のぞみ」に合わせる形で値上げすることとした。これによりJR東海ツアーズの同一商品で旅行商品で東海道新幹線「のぞみ」と「ひかり」の差額がなくなる。
東海道新幹線を運営するJR東海からすれば、増発ができない「ひかり」より旅客が増えれば自由自在に増発できるし所要時間が短いため収益タイパの高い「のぞみ」に人を入れたいはずである。それを数百円安いからという理由で「のぞみ」停車駅相互駅間にもかかわらず「ひかり」に移動されてはかってタイパが下がってしまう。
このためJR東海ツアーズの旅行商品に限り「のぞみ」と「ひかり」を同額化することで「のぞみ」誘導を図っているのだろう。
これにより「ひかり」「こだま」では若干の値上げとなっているが、そもそも新幹線往復とホテル宿泊をそれぞれ別でとるより旅行会社のセット商品の方が安いし新幹線自由席往復とほぼ同額でホテル宿泊がセットとなればお値打ちでお買い得だろう。
なお同額になっても「のぞみ」と「ひかり」「こだま」相互の予約変更は引き続きできない。
なお山陽新幹線新大阪~博多間での「こだま」割引は継続する。
今後きっぷでも「のぞみ」加算廃止なるか!
では今回の2025年8月JR東海ツアーズ旅行商品価格改定にて廃止した「のぞみ」加算であるが、今後きっぷでも「のぞみ」加算は廃止はあるのだろうか。
そもそもチケットレス乗車のエクスプレス予約も2023年9月29日発売分までは「のぞみ」と「ひかり」「こだま」は同額だったのだから、「のぞみ」加算廃止による東海道新幹線全列車同一料金はできなくはない。
ただ、運賃と通常期指定席新幹線特急料金の530円引きは国土交通省の認可申請を行わないと上限認可申請ができない。このため収益が同額になるよう均等化、通常期座席指定料金を530円から740円に210円値上げし東海道新幹線内は「ひかり」「こだま」自由席新幹線特急料金の740円増しとすることで一律化は可能そうだ。
そもそも2020年以降JR各社の快速列車も座席指定料金を320円~530円から順次通年840円に値上げしているんだ、特急や新幹線の座席指定料金を通常期530円から740円に値上げしても問題はないだろう。
実は「ひかり」は「のぞみ」の1,700円引きで利用できる!
ただし今回の2025年8月JR東海ツアーズ旅行商品価格改定後も東海道新幹線「ひかり」を使って安く旅行することができる。
エクスプレス予約またはスマートEX会員でエクスプレス予約やスマートEXにログイン後にEX旅パックから移ると、「ひかり」早トクスペシャルを購入することができる。旅行開始日30日前までの発売で東海道新幹線「ひかり」限定で事実上当日の列車変更はできないしホテルの限られるが、ずらし旅のような時間帯による列車利用制限はないので全時間帯から選べる。
そしてこの「ひかり」早トクスペシャル、同じホテルであれば東京~京都・新大阪間でずらし旅の約1.700円引きで利用できるのである。つまり往復で「のぞみ」より「ひかり」の方が1,700円程度安く済むのだ!
同一商品名であれば最速達の「のぞみ」と20分程度長く時間のかかる「ひかり」の価格差をなくしたJR東海ツアーズの旅行商品であるが、「ひかり」限定商品については割安価格を維持することで安く旅行できるようにしているようだ。
結び
今回の2025年8月1日JR東海ツアーズ商品改定では、同一商品にて「のぞみ」と「ひかり」の料金差を解消し同額とした。
今後JR東海ツアーズで東海道新幹線の旅行商品をどのように扱っていくのか、見守ってゆきたい。
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