近年減車を行うことが増えてきている。この減車は車両が減っているので見た目良くないと思う人が多いが、実際に使ってみると利便性が向上していることが多い。今回はそんな現社のメリットについて見ていく。
減車により出口階段近くまで来てくれることが多くなる!
減車すると、編成長が短くなることから大きな改札口や出口付近の近くに停まりやすくなります。
このため出口のないようなホームの端に停まることが減り、乗車車両から出口までの移動距離が短くなります!
そもそも減車は空いている車両がまとまるだけ!
そもそも多くの鉄道では利用者の多いターミナル駅は頭端ホームで、先頭車側に大きな改札口や出口を設けることが多くなっています。
このため早く目的地に着こうと大きな出口や階段のある車両に集中しやすくなります。
一方利用者の多いターミナル駅の改札から遠い車両は空いていることが多くなります。
減車しても先頭車など混んでいる車両は相変わらず変わらない一方、空いている車両の旅客が1両に集まるだけなのです。
つまり減車しても空いている車両がやや混むくらいで、混んでいる車両の混雑はほとんど変わりません。
朝夕を中心に増発すれば待ち時間短縮で利便性向上!
また減車に際し輸送力確保のために増発することもあります。
過去に減車に合わせて増発したのは、JR東日本八戸線、JR西日本高山本線、阪急宝塚線、阪急神戸線などがあります。
増発により列車運転間隔が縮まれば、次の電車までの待ち時間が減ります。待ち時間が減れば利便性が向上し、これまでより都合のいい時間帯に電車が来ることもあるでしょう。
つまり減車は利用者にとって使い勝手が良くなるメリットが多いのです!
無駄な車両削減で節電し環境にもやさしい!
また減車すれば余分な空気輸送をすることが減りますし、その分1編成当たりの重さが軽くなります。
電車で減車すれば動力である電力使用量を減らすことができます。つまり節電につながり環境にやさしいのです!
結び
減車は旅客利用面でも駅出口付近に停車することで移動距離が短くなるほか、節電にもつながるなど多くのメリットがあります。
減車は悪いことではなく、むしろいいことなのです。
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