韓国鉄道KORAULは2023年11月25日、Xにて12月2日に釜山広域電鉄東海線で運賃改定を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 釜山広域電鉄で値上げへ!
今回の2023年12月2日韓国鉄道KORAIL運賃改定では、釜山広域電鉄東海線で運賃改定を図る。
原則大人150ウォン値上げで、ICカード利用の場合初乗り1,300ウォンから1,450ウォンに、釜田~太和江間の東海線広域電鉄区間全線で2,500ウォンから2,650ウォンに値上げとなる。
なお今回の運賃改定は4ドア車の広域電鉄のみで、同じ線路を走る東海線急行格列車ムグンファ号は初乗り2,600ウォン、釜田~太和江間4,100ウォンのまま変わりない。
なお青少年とこども運賃は据え置く。釜山交通公社では2023年10月6日運賃改定でこども運賃をICカード利用時に無料としたが、釜山広域電鉄東海線では引き続き徴収することとした。
2. 一部で特定運賃設定へ!
今回の2023年12月2日韓国鉄道KORAIL運賃改定では、一部で割安な特定運賃を設定することとなった。
釜山広域市と蔚山広域市の境界となる月内をまたぐ利用で、45km以内で設定している。これらの区間では運賃値上げ幅を本来150ウォン値上げするところをおおむね100ウォンの値上げにとどめているほか、東莱・安楽~南倉間においては2,300ウォンのまま据え置きとしている。
これは急行格列車ムグンファ号が45km程度まで初乗り2,600ウォンであり、あまり値上げしすぎるとムグンファ号と運賃が変わらなくなってしまう。また釜山交通公社では2024年にさらに一律150ウォン値上げする予定で、釜山広域電鉄東海線でも同様に再値上げを図る見込みだ。そうなるとさらに値上げした際に4ドアの広域電鉄がムグンファ号に追いついたりムグンファ号より高い運賃になってしまっては良くない。そこで35km~45km程度の区間で特定運賃を敷くことでムグンファ号よりかは安い運賃とすることにしたのだろう。
3. 結び
今回の2023年12月18日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、釜山広域電鉄東海線でおおむね150ウォン値上げし釜山地下鉄に合わせて1,450ウォンとすることとなった。
2024年内でも韓国各地で鉄道が値上げする中、今後韓国鉄道KORAILでどのような運賃改定を行うのか見守ってゆきたい。
関連情報:12月2日より東海線広域電鉄運賃変更 – 韓国鉄道KORAIL公式X
コメント