黄色い新幹線に会いたい!ドクターイエロー運転日と運転時刻を考察!

黄色い新幹線として知られているドクターイエローに会ったことはありますか?

もし運転日や運転時刻が分かれば、その日に行けるよう日程調整をしたり、撮影などの準備をしたりできますよね?

しかしドクターイエローの運転日は非公表で、JR各社に問い合わせても回答していただけません。

でももし会える可能性が少しでも高くなる方法があるとすれば、知りたくありませんか?

そんな方のために、今回はドクターイエローについて紹介しながら、運転日や運転時刻についても過去の運転データから見ていきたいと思います。


そもそもドクターイエローとは

そもそもドクターイエローとは、東海道新幹線・山陽新幹線で運転している事業用車です。事業用車は、乗客が乗る旅客列車を安全に運転するために保守・点検目的で運転される列車です。このことからドクターイエローに乗客が乗車することはできません

ドクターイエローは愛称で、正確には新幹線電気軌道総合試験車と呼びます。

なおドクターイエローの愛称の由来は、真っ白な車体の旅客列車とは異なり黄色に塗られていること、保守点検を医者のように診ていると例えていることから来ています。

ドクターイエローの設備はいかに

現在東海道新幹線・山陽新幹線で運転してるドクターイエローは923形と呼ばれる形式で、700系新幹線をベースに造られています。このため、270km/hによる運転が可能です。

編成は旅客列車で多い16両編成と異なり、短い7両編成での運転となっています。

様々な検測を行うため、各車両に様々な設備を搭載しています。

  • 1号車:電気計測室
  • 2号車:高圧室(電気計測室で取得したデータをまとめるためだけの部屋)
  • 3号車:観測ドーム
  • 4号車:軌道検測室
  • 5号車:観測ドーム
  • 6号車:資材搬入スペース
  • 7号車:添乗員室

なお、現在運転しているドクターイエローは3代目です。初代922形0番台は1964年から1974年まで、2代目922系100番台は0系新幹線をモデルに制作され1974年から2005年まで、現在の3代目923形は2000年から検測しています。

ドクターイエローを見ると幸せになれる?

ドクターイエローを見ると幸せになれるという都市伝説があります。これはドクターイエロー自体が幸せを意味する黄色を身にまとっていること、毎日運転するわけではないこと、運転時刻が公表されていないことなどにあります。

ドクターイエローが必ず幸せをもたらしてくれるかは個人の判断によるところが大きいと思われますが、ドクターイエローに会うのは難しいというのは事実です。たまたま会えたらラッキーと思っていただいて間違いないでしょう。

このほかにドクターイエローにもなかまがいます。

926形East-iは、東北・上越・北陸・北海道・山形・秋田の各新幹線を検測する事業用車です。検測以外にも、新幹線開業前にレールがつながっているか確認するために低速で試運転することもあります。

なお九州新幹線にはドクターイエローのような事業用専用車はありません。代わりに800系新幹線が一部の運転日に旅客列車として運転しながら検測装置を搭載して検測しています。




ドクターイエローの運転時刻について

そもそも、ドクターイエローはどのような時刻で検測するのでしょうか。

ドクターイエローは、東海道新幹線・山陽新幹線の東京~博多間を運転しています。旅客列車「のぞみ」であれば1日に東京~博多間を1日1往復半する列車もありますが、ドクターイエローは東京→博多の運転で1日、博多→東京の運転で1日、1往復するだけで合計2日使います

また検測方法にも種類があります。1つは「のぞみ検測」と呼ばれ、「のぞみ」のように速く運転し「のぞみ」しか停まらないような駅にしか停車しません。月3往復(年36往復)運転しています。

もう1つは「こだま検測」です。「のぞみ検測」では途中駅は本線(通過線)を通るため、「こだま」のような途中駅に停車する列車が使用する副本線を検測できません。これを補うために実施されているのが「こだま検測」です。

「こだま検測」は「のぞみ検測」と異なり、高速で列車が通過しない駅付近での検測を目的に行われます。そのため「のぞみ検測」より検測する回数は少なく、年8往復しか運転しません。

このほかにも、ドクターイエロー自体の性能を確認するための試運転や、定期点検に伴い浜松工場に送り込むための回送などがあります。

この定期点検は、台車検査と全般検査の際に浜松工場で行うようです。両者合わせて1年6か月以内に行わなければならないことから、2編成あるドクターイエローが浜松工場へ出入りするのは平均9か月に1度しかないことになります。踏切を走るドクターイエローは浜松工場を出入りするときにしか見られませんから、大変貴重です。

また1年~2年に1回程度、検測で運転しているドクターイエローと試運転または回送中のドクターイエローがお互いすれ違うことがあります。

ドクターイエロー「のぞみ検測」の運転時刻

ではドクターイエロー「のぞみ検測」はどのような時刻で運転しているのでしょうか。

「のぞみ検測」は概ね臨時「のぞみ」の運転時刻に沿って運転されます。運転時刻としては、東京→新大阪間は「のぞみ337号」、新大阪→広島間は「のぞみ185号」の概ね5分後、博多→新大阪間は「のぞみ168号」、新大阪→東京間は「のぞみ388号」と同じ運転時刻となっています。このことから、「のぞみ検測」の時刻は比較的正確に再現することが可能です。

但し、発着ホームは東京や新大阪、博多などの駅ではホームが多く、ある一定期間以内に全ての線路に入線しなければならないため、運転日により異なるようです。運転日にホームで回送列車の発車ホームを確認するのが一番正確なのではないでしょうか。

ただし、ドクターイエローの編成自体の都合で、所定の時刻より1時間後や2時間後に運転する可能性があります(1時間遅れ:10%程度、2時間遅れ:2%程度)。

なお、駅で撮影される方もいらっしゃると思いますので、待避についても記載いたしました。待避する列車の車種は原則N700系16両編成です(それ以外の車種の場合は別途記載、但し変更になる可能性有り)。

なお、東海道新幹線内で停車する場合16両停車位置を先頭に停車します。つまり、博多行きなら1号車~7号車相当、東京行きなら10号車~16号車相当位置に停車します。

ドクターイエロー「のぞみ検測」1日目下り(博多方面)運転時刻
ドクターイエロー「のぞみ検測」1日目下り(博多方面)運転時刻
駅名発着時刻停車・通過や待避など
東京11:37着出区・停車
11:47発
品川11:53着停車
11:54発
新横浜12:05着停車
12:06発
小田原12:20頃通過
熱海12:25頃通過
三島12:29頃通過
新富士12:36頃通過
こだま651号追い越し
静岡12:43頃通過
掛川12:54頃通過
浜松13:00頃通過
豊橋13:09頃通過
こだま649号追い越し
三河安城13:30頃通過
名古屋13:28着停車
13:30発
岐阜羽島13:37頃通過
米原13:46頃通過
ひかり511号追い越し
京都14:05着停車
14:07発
新大阪14:20着停車・入区
新大阪17:53発出区・停車
新神戸18:06着停車
18:07発
西明石18:13頃通過
姫路18:22頃通過
相生18:28頃通過
岡山18:41着停車
18:42発こだま755号(500系)追い越し
新倉敷18:48頃通過
福山18:55頃通過
新尾道19:00頃通過
三原19:04頃通過
東広島19:12頃通過
こだま753号(500系)追い越し
広島19:21着停車
19:22発
新岩国19:32頃通過
徳山19:43頃通過
新山口19:54着停車
19:55発
厚狭20:04頃通過
新下関20:09頃通過
こだま751号(700系8両Railstar編成)追い越し
小倉20:14着停車
20:15発
博多20:29着停車・入区
20:33発
ドクターイエロー「のぞみ検測」2日目上り(東京方面)運転時刻
ドクターイエロー「のぞみ検測」上り(東京方面)運転時刻
駅名発着時刻停車・通過や待避など
博多11:38着出区・停車
11:46発
小倉12:01着停車
12:12発さくら550号(N700系8両編成)退避
新下関12:19頃通過
厚狭12:25頃通過
新山口12:31着停車
12:32発
徳山12:39頃通過
新岩国12:50頃通過
広島13:05着停車
1240発
東広島13:13頃通過
こだま740号(500系)追い越し
三原13:21頃通過
新尾道13:25頃通過
福山13:29頃通過
新倉敷13:35頃通過
岡山13:42着停車
13:43発
相生13:56頃通過
姫路14:02頃通過
ひかり472号追い越し
西明石14:11頃通過
新神戸14:17着停車
14:18発
新大阪14:30着停車・入区
14:33発
新大阪16:10着出区・停車
16:23発
京都16:38着停車
16:39発
米原16:56頃通過
ひかり528号追い越し
岐阜羽島17:06頃通過
名古屋17:14着停車
17:16発
三河安城17:21頃通過
豊橋17:34頃通過
こだま760号追い越し
浜松17:42頃通過
掛川17:48頃通過
静岡18:00頃通過
新富士18:08頃通過
こだま668号追い越し
三島18:14頃通過
熱海18:18頃通過
小田原18:23頃通過
新横浜18:37着停車
18:38発
品川18:49着停車
18:50発
東京18:56着停車・入区




ドクターイエローの運転日について

ではドクターイエローの運転日はどのようになっているのでしょうか。時刻表の達人で入手した2014年3月15日以降の「のぞみ検測」196回分のデータ及び2016年1月1日以降の「こだま検測」28回分のデータをもとに解析していきます。

先述したように、「のぞみ検測」は月3往復、「こだま検測」は年8往復の運転となっています。このことから、1年で運転する日は44往復88日しかなく、1年365日あれば24.1%しか運転されません。つまりドクターイエローに遭遇できるのは、平均して4日に1度です

4日に1度会えると聞くとまあ会えるじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、逆に4日に3日は一切運転されないこと、1日1本しか運転しないことから1度通り過ぎるとその場所には当日中には戻らないことから、遭遇確率は都市鉄道で1編成のみ導入した新型車両を見るよりも困難です。

ドクターイエローの運転日には法則性がある

ドクターイエロー運転日には法則性があります。まず原則として「のぞみ検測」「こだま検測」ともに東京発博多行きの次の日に博多発東京行きを運転します(224回中222回、的中率99.1%)。このため確実にドクターイエローを見たいという方は、東京発博多行きドクターイエローが運転したのをTwitterや各種掲示板で確認した後、次の日に見に行くのが一番確実です。また山陽新幹線エリアでは、博多行きドクターイエローもTwitterや掲示板などの情報を見て、当日に運転することを確認してから向かうこともできます。

とはいえ、そんな急に予定を組んでいけるかと言うと苦しい方も多くいらっしゃるでしょう。では、できるだけ先の予定であっても概ね運転日の当たりを付ける法則性について見ていきましょう。

運転日の法則性は「のぞみ検測」「こだま検測」それぞれについてもあります。

「こだま検測」は運転する時期が決まっています(2月上旬、3月上旬、4月上旬~中旬、6月上旬、8月下旬、9月上旬~中旬、10月上旬、12月上旬)。もし「のぞみ」通過駅で停車しているドクターイエローを撮影したい、という場合には、この時期を狙いましょう。

さらに「のぞみ検測」は多くの区間で臨時「のぞみ」と同じ運転時刻で運転しますから、その臨時「のぞみ」を運転してしまうとドクターイエローが運転しなくなります。つまり、ドクターイエローと同じ運転時刻で運転する臨時「のぞみ337号」「のぞみ168号」「のぞみ388号」の運転日はドクターイエローは運転しません。先述したように1時間遅れや2時間遅れで運転することもありますが、あくまで当日に起きたトラブルに対する緊急対応で実施されていることが多いため、原則これらの臨時「のぞみ」のスジを使うことを想定して運用を組んでいることから、まずこれら3本の臨時「のぞみ」が運転しない日でドクターイエロー運転日を調整しています。またこれらの臨時「のぞみ」が多く設定される春のGWや夏のお盆、年末年始などの多客期にはドクターイエローは運転しません

ドクターイエロー「のぞみ検測」にはこのほかにも数多の法則がありますので、いくつかご紹介しましょう。

「のぞみ検測」運転曜日の法則性

まずは運転曜日について。東京発博多行きに限れば、月曜日、水曜日、金曜日の運転が多くなっています(翌日に運転される博多発東京行きは火曜日、木曜日、土曜日の運転が多くなっています)。写真の構図でどちらかの方向でないといけないのであれば参考になるかもしれませんが、概ねどの曜日であっても進行方向を問わないのであれば曜日はあまり大きな問題ではないものと思われます。

ちなみに詳細は掲載しませんが、これまでの194回中金曜日→月曜日→水曜日の順に運転したのは17回(8.8%、うち金曜日→月曜日の順に運転し次に水曜日に運転する確率は21回中17回で81.0%)、月曜日→水曜日→金曜日の順に運転したのは16回(8.2%、うち月曜日→水曜日の順に運転し次に金曜日に運転する確率は37回中16回で43.2%)となっています。

ドクターイエロー運転曜日

「のぞみ検測」運転間隔の法則性

次に運転間隔についてです。「のぞみ検測」の東京発博多行き下り列車の運転日を基準に考えると、月3回運転しているうち1回目は上旬(1日~10日)、2回目は中旬(11日~20日)、3回目は下旬(21日~30日)に運転しています。なお東京発博多行きと博多発東京行きが月を跨いだ2日間にわたって運転されることはありません。「のぞみ検測」の運転間隔は平均10.1日ですが、8~14日間隔とバラつきがあります。

また一見すると10日間隔が一番多いと思われる方がいらっしゃるかと思いますが、実は一番多いのは9日間隔です

なぜ9日間隔が一番多くなるかと言うと、春のGWや夏のお盆、冬の年末年始はドクターイエローの運転時刻が臨時「のぞみ」に取られますので、どうしても運転できません。このためこれらの時期を挟む場合、概ね12日以上(大抵13日)運転間隔が空きます。しかしその月内で3往復は運転しなくてはならないため、前後の運転間隔を調整するため9日間隔で運転する日が多くなるのです。

このことから、12日以上間隔が空いた場合、次は9日後に運転される可能性が高くなります(38回中20回、的中率52.6%)。

では列車の運転が少ない時期は月3回ではなく月2回運転にしても良いのではないかという意見もお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかしドクターイエローの検測手法上、1往復の運転で完全に検測できるわけではなく、何度も同じところを通って連側性のあるデータに変換する必要があります。そのため多少運転間隔にバラつきがあっても月3回の「のぞみ検測」を運転しなければならないのです。

また、2015年頃までは「こだま検測」を実施するとほぼ全線にわたって点検できてしまうので「のぞみ検測」の間隔が空きやすかったのですが、2016年以降は「こだま検測」が実施されたとしても「のぞみ検測」の運転間隔が他の時期と比べて空くということはほとんどなくなりました。

ちなみに運転間隔3回分の組み合わせで多いのは10日間隔→9日間隔→9日間隔の12回(6.2%、10日間隔→9日間隔と来て次に9日間隔となるのは25回中12回で的中率48.0%)、次に多いのは9日間隔→9日間隔→10日間隔の10回(5.2%、9日間隔→9日間隔と来て次に10日間隔となるのは29回中10回で的中率34.5%)。このほかにも、10日間隔→10日間隔で運転すると、次はほぼ確実に9日間隔で運転するなどの法則もあります(7回中7回的中)。

ドクターイエロー運転間隔




「のぞみ検測」曜日と運転間隔の法則性

ではここまでドクターイエロー「のぞみ検測」の運転曜日と運転間隔についてそれぞれバラバラに見ていきましたが、合わせるとどうなるのでしょうか。

ドクターイエロー曜日と運転間隔の関連

これを見ると次のことが言えます。

  • 日曜日に運転すると次に運転するのは9日後の火曜日(18回中14回、的中率77.8%)
  • 月曜日に運転すると次に運転するのは9日後の水曜日(49回中37回、的中率75.5%)
  • 火曜日に運転すると次に運転するのは10日後の金曜日(33回中17回、的中率51.5%)
  • 金曜日に運転すると次に運転するのは10日後の月曜日(43回中21回、的中率48.8%)

また春のGWや夏のお盆、冬の年末年始を挟むと大抵運転間隔が12日以上開くことから、次のことも言えそうです。

  • 春のGWや夏のお盆、冬の年末年始の直前は、火曜日または水曜日の運転が多い
  • 春のGWや夏のお盆、冬の年末年始の直後は、月曜日の運転が多い
「のぞみ検測」運転日の下1桁の数字の法則性

とはいえ、ここまでの法則性は10日前、早くとも20日前にならないと分かりません。つまりわざわざはるばる沿線外からドクターイエローに会いに行こうという方にはやや向いていないかもしれません。そこで、多少精度は落ちますが普遍的に使える運転日データ、運転日の日付の下1桁について見ていきます。

最も多いのは下1桁が6の日ですが、5~9くらいの日はある程度運転があるようです。

しかし下1桁が0~4の日は少なくなっており、下1桁が1の日は過去5年間に東京発の「のぞみ検測」の運転がありません。また下1桁が2~4の日の運転は23回中18回が2015年~2017年の2月~4月に集中しており、2017年5月以降に日付の下1桁が2~4の日に運転したのは83回中2019年4月24日の1日だけです。

よって、列車の進行方向を問わないのであれば日付の下1桁が5~0の日に狙うべきでしょう

また時期によって下1桁の数字にも傾向があります。東京発の出発日の下1桁が5や6の日は、2月~4月や12月下旬に出やすく、それ以外の時期ではこの2年間は見かけません(とはいっても一度出現すると2階か3回連続下1桁が5か6になるのですが)。そう考えると、5月~12月中旬や1月に見たい方は、下1桁が7~9の日を狙った方が会える可能性が高くなるのではないでしょうか。

ドクターイエロー運転日の下1桁

このほかにも、東京発博多行きドクターイエロー「のぞみ検測」の運転日の下1桁が0の場合は9日後に運転することが多い(10回中7回、的中率70.0%)のほか、下1桁が8の場合も9日後に運転することが多くなっています(29回中21回、的中率72.4%)。

ほかにドクターイエローに会える日はないのか

このほかに、ドクターイエローに会える日はないでしょうか。

ドクターイエローを保守・管理するJR東海では、毎年夏に浜松工場にて新幹線なるほど発見デーを開催しています。この新幹線なるほど発見デーでは必ずドクターイエローが展示されています。

ドクターイエローの走行している姿を目にすることはできませんが、ドクターイエローを間近にじっくり見ることができる一年に一度のチャンスです。

ドクターイエローの今後

年間44往復しか業務運転を行わないドクターイエローですが、いつまで走り続けるのでしょうか。

ドクターイエローを保有・管理するJR東海によれば、2021年4月より新型車両N700Sのうち一部の編成に対してドクターイエローで検測できる装置を搭載しながら旅客営業運転を行うこととなりました。これが実施されるようになれば、九州新幹線同様検測専用の事業用車は要らなくなります。つまりドクターイエローは2021年3月までは確実に運転しますが、その後は廃止の可能性が高いです

なので、走っているドクターイエローに会いたい、写真を撮影したい、と言う方は2021年3月までに確実に収めましょう。

また2021年3月まで走っているドクターイエローを撮れるからと言って安心しきってもいけません。2020年3月ダイヤ改正で東海道新幹線定期列車から700系新幹線が引退することに伴い、定期列車の所要時間が短縮されます。700系をベースとしたドクターイエローは存続こそしますが、東京~新大阪間の「のぞみ」が全て2時間30分以内運転となり、半数以上の列車で2時間27分以内運転を行う見込みです。700系をベースとしたドクターイエローは東京~新大阪間で2時間30分運転を行うのが精一杯ですので、極力途中駅の停車時間を短くしようとします。つまり、駅で停車しているドクターイエローを撮影する時間が減る可能性が大いにあります。

また山陽新幹線内では臨時「のぞみ」が全てN700系運転となり300km/h運転となることから、300km/h出せないドクターイエローが臨時「のぞみ」と同じ運転時刻で運転することが難しくなります。このため山陽新幹線内では他の臨時列車にはない独自の時刻で運転する可能性があるほか、臨時「のぞみ」運転日からドクターイエロー運転日を絞り込むのが難しくなり予測の精度が落ちる可能性があります。

なお推測にはなりますが、ドクターイエローはかなりの人気車両ですので、2021年4月までに引退した場合は2021年内に名古屋のリニア鉄道館に展示される可能性が極めて高いです(ちなみに2代目922系10番台はすでに展示されています)。走っている姿は見納めとなりますが、じっくり見たいという方はそれまで待っても良いのかもしれません。

結び

ドクターイエローは特定の日にしか運転しない、なかなか目にすることのできない列車です。

しかし運転日には法則性があり、ある程度運転日を絞り込むことは可能です。

具体的には

  • 東京発博多行きドクターイエローが運転した次の日には、博多発東京行きドクターイエローが運転される
  • この前日曜日と月曜日にドクターイエローが1往復したから、次は次週の火曜日と水曜日に往復する
  • この前月曜日と火曜日にドクターイエローが1往復したから、次は次週の水曜日と木曜日に往復する
  • 日付の下1桁が1~4の日の運転はまずない
  • 特定の臨時「のぞみ」が運転する日にはドクターイエローの運転はない。よって旅客の多い春のGWや夏のお盆、冬の年末年始などの運転は基本的にない
  • 春のGWや夏のお盆、冬の年末年始の直後の運転は、東京発月曜日のことが多い

などの法則を掴んでいれば、確実にドクターイエローの遭遇確率は上がります。

皆さんも予め予定を合わせて、ドクターイエローに会ってみてはいかがでしょうか?


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