対キロ区間制導入で初乗り230円に値上げへ！　鹿島臨海鉄道運賃改定(2024年10月1日)

鹿島臨海鉄道は2024年7月3日、プレスリリースにて2024年10月1日に運賃改定を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。

2024年鉄道バス運賃料金改定まとめはこちら！

全区間で運賃値上げし初乗り230円へ！
対キロ制から対キロ区間制に移行で発売額面再編へ！
結び

全区間で運賃値上げし初乗り230円へ！

今回の2024年10月1日鹿島臨海鉄道運賃改定では、運賃値上げを図る。詳細は以下の通り。

鹿島臨海鉄道運賃改定比較
改定日営業キロ(km)	2019/10/1	2024/10/1	値上げ率
特定乗継	150	180	20.0%
1～3	180	230	27.8%
4～8	210	290	38.1%
9	240	310	29.2%
10	260	340	30.8%
11	290	370	27.6%
12	330	420	27.3%
13	350	450	28.6%
14	370	450	21.6%
15	400	510	27.5%
16	420	510	21.4%
17	450	570	26.7%
18	470	570	21.3%
19	500	630	26.0%
20	520	630	21.2%
21	560	700	25.0%
22	590	700	18.6%
23	610	700	14.8%
24	640	790	23.4%
25	660	790	19.7%
26	690	790	14.5%
27	710	880	23.9%
28	740	880	18.9%
29	770	880	14.3%
30	800	960	20.0%
31	820	960	17.1%
32	850	960	12.9%
33	870	1050	20.7%
34	900	1050	16.7%
35	920	1050	14.1%
36	960	1140	18.8%
37	990	1140	15.2%
38	1020	1140	11.8%
39	1040	1230	18.3%
40	1060	1230	16.0%
41	1090	1230	12.8%
42	1110	1320	18.9%
43	1140	1320	15.8%
44	1160	1320	13.8%
45	1180	1400	18.6%
46	1210	1400	15.7%
47	1240	1400	12.9%
48	1260	1480	17.5%
49	1290	1480	14.7%
50	1310	1480	13.0%
51	1340	1560	16.4%
52	1370	1560	13.9%
53	1400	1560	11.4%

今回の運賃改定では普通運賃は21.1%、通勤定期25.6%、通学定期9.2%の運賃改定となっている。通学定期は割引率を上げて値上げを抑えた形だ。

対キロ制から対キロ区間制に移行で発売額面再編へ！

今回の2024年10月1日鹿島臨海鉄道運賃改定では、対キロ制から対キロ区間制に移行する。

これまで鹿島臨海鉄道では8km超の区間で対キロ制を導入し1kmごとに運賃が値上がりしていった。

ただ今回の2024年10月1日運賃改定より12km超20km以内の区間では2kmごとに、20km超の区間では3kmごとに運賃が上がるようになり対キロ区間制に移行している。また通勤定期・通学定期ともに普通運賃の運賃境界に合わせて値上げしているためこちらも1kmごとの値上げから対キロ区間制に移行している。

これにより普通運賃の発売額面が48種類から22種類に半分以下になり、コスト削減を図ることができやすくなる。

どうせなら京都丹後鉄道や秩父鉄道のように50円刻み運賃を導入すれば小銭管理コストがさらに抑えられて経費節減ができそうだが、今回の値上げ幅を見るにどうやら地祇の運賃改定で50円刻み運賃または100円刻み運賃を導入できそううな位置取りにいる。今後の運賃改定に期待したい。