新線開業や列車本数増加に伴い時刻表本文のページ割り付け、台割を変更する必要が生じる。
関東地方のすべての鉄道時刻を掲載するマイライン東京時刻表2024では2023年8月26日の宇都宮ライトレール開業に合わせ調整する必要が生じた。
今回はこれからマイライン東京時刻表2024における台割変更について見ていこう。
マイライン東京時刻表2024の台割変化
今回のマイライン東京時刻表2024におけるページ数変化は以下の通り。
路線名 | ページ数増減 |
---|---|
西武新宿線 | △6 |
宇都宮芳賀ライトレール線 | +6 |
+は増加、△は減少を表す。
今回の台割改定では宇都宮芳賀ライトレール線開業により新しい表を入れる必要が生じたことからページ数の増加が必要となり、その分減便した各線のページを削ってページ数を調整、総ページ数は1152ページ、1350円(税込)に変わりない。
では各線ごとに台割変化について見ていこう。
宇都宮芳賀ライトレール線を6ページ分掲載!
今回のマイライン東京時刻表2024における台割改定では、2023年8月26日の宇都宮芳賀ライトレール線の開業に伴い、宇都宮芳賀ライトレール線の全列車を6ページにかけて掲載することⓉなった。
マイライン東京時刻表では私鉄は京急から京成まで東京を中心に時計回りになるように配置するため、宇都宮芳賀ライトレール線は845ページから850ページまでの6ページ(東武鉄道と埼玉新都市交通の間)に配置することとなった。
西武多摩湖線を西武新宿線から外して6ページ削減!
ただ今回の台割改定では1152ページのまま変わらないことからJR東日本から東武鉄道までを6ページ分削減することで宇都宮芳賀ライトレール線のページ数をねん出することとなった。このため私鉄でページ数変更が生じている。
今回宇都宮芳賀ライトレール線の増加分6ページを削減したのは、西武新宿線である。
西武新宿線の表は西武新宿線西武新宿~本川越間のほか、西武拝島線小平~拝島間、西武多摩湖線萩山~多摩湖間を同一表に掲載している。これは西武新宿発着の列車がよく拝島や多摩湖まで乗り入れていたからである。もっとも西武新宿~拝島間はいまでも昼間に毎時3本の急行が直通するなど同一票の方が見やすいメリットがあるが、多摩湖方面の直通列車は年々減少しており国分寺~萩山~多摩湖間での運転に再編していた。このため国分寺発着の字が入り乱れかえって醜くなっていたのである。
そこで今回の台割改定では西武多摩湖線萩山~多摩湖間を西武新宿線の掲載から分離、多摩湖線全線国分寺~萩山~多摩湖間の掲載とした。これにより西武新宿線のページで扱う列車が減少、平日は18ページから16ページに2ページ削減、土休日は16ページから12ページに4ページも削減することに成功した。
この多摩湖線の駅数増加により池袋線下部の多摩湖線は2ページ増加、西武秩父線を2ページ減少させて調整している。
この関係で西武池袋線下部では配置順を変え、狭山線→秩父線→多摩湖線→国分寺線・西武園線から多摩湖線→国分寺線・西武園線→秩父線→狭山線に変更している。
もっとも今回の台割変更は西武新宿線表じゃら多摩湖線を除外し表を2つ再編する必要はあった。が前年のマイライン東京時刻表2023における台割変更のように3路線からページ数をねん出しなかったことを踏まえると前年よりかは小規模となるだろう。
東武野田線、柏で表を分割へ!
そして今回もう1つ変化があったのが東武野田線。
これまで大宮~船橋間を全線通しで記載していたが、今回の台割改定で柏で表を分割し大宮~柏間を上段に、柏~船橋間を下段に分割した。
もっとも多くの列車が柏で系統分割しているからだと思われるが、これまでの連続表の方が見やすかったぞマイライン東京時刻表。
結び
今回のマイライン東京時刻表2024台割改定では、宇都宮芳賀ライトレール線の掲載開始に伴い西武新宿線で台割を変更することで調整した。
かつては月刊誌だったマイライン東京時刻表も、2019年以降はダイヤ改正時のみ、原則年1回しか発行しなくなった。
時刻表のデジタル化が進む中今後どのように維持していくのか、見守ってゆきたい。
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