マイライン東京時刻表2023における時刻表本文台割変更 東急新横浜線・相鉄新横浜線開業で増加もページ数維持へ!

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マイライン東京時刻表2023における時刻表本文台割変更 東急新横浜線・相鉄新横浜線開業で増加もページ数維持へ!

新線開業や列車本数増加に伴い時刻表本文のページ割り付け、台割を変更する必要が生じる。

マイライン東京時刻表2023では2023年3月18日の東急新横浜線・相鉄新横浜線開業に合わせ調整する必要が生じた。

今回はこれからマイライン東京時刻表2023における台割変更について見ていこう。

マイライン東京時刻表2023の台割変化

今回のマイライン東京時刻表2023における台割変化は以下の通り。

路線名 ページ数増減
JR中央総武線各駅停車 △2
JR山手線平日 △2
京浜急行土休日 △2
相模鉄道平日 +2
東急目黒線 +4

+は増加、△は減少を表す。

今回の台割改定では東急新横浜開業と相鉄新横浜線新横浜乗り入れにより列車を増発したことからページ数の増加が必要となり、その分減便した各線のページを削ってページ数を調整、総ページ数は1152ページのまま変わりない。

では各線ごとに台割変化について見ていこう。




1200円から1350円に値上げへ!

今回のマイライン東京時刻表2023では、ページ数1152ページで据え置きも税込1200円から1350円に値上げを図ることとなった。

紙・パルプの材料費や製本原価が上がっているための措置で、特に出版業界では2020年以降値上げが相次いでいる。

今回のマイライン東京時刻表の発売価格改定もそこがからんでいるのだろう。

運賃表ページが黄色から白色へ変化!

今回のマイライン東京時刻表2023より、運賃表ページ16ページ分が黄色から白色に変化している。

紙の色を黄色から単価の安い白にすることで製造費削減を図っているようだ。




JR中央総武線各駅停車で2ページ削減!

今回は東急新横浜線・相鉄新横浜線新横浜乗り入れ開始で6ページ増加することとなったため、他の路線で6ページを削減することとした。

まずはJR中央総武線各駅停車。

平日16ページ・土休日13ページから各1ページずつ削減、平日15ページ、土休日12ページとした。これにより2ページ削減している。

JR山手線で2ページ削減で、平日より土休日のページ数が多くなる!

次にJR山手線。2021年3月13日ダイヤ改正より大幅に減便していたため、今回の台割変更でページ数を削減することとした。

山手線はすべて3段組みで、平日外回り5ページ・平日内回り5ページをそれぞれ1ページずつ削減、平日外回り・平日内回りともに各4ページずつとした。

一方で土休日は外回り4ページ半、内回り4ページ半のままとした。このためJR山手線では平日より土休日の方がページ数が多い逆転現象が発生することとなった

かくしてJR東日本では4ページの削減となっている。

京浜急行で土休日に2ページ削減!

そして京浜急行。京浜急行はマイライン東京時刻表で唯一一段型の下り上り別ページとなっている。

平日下り25ページ・平日上り25ページ・土休日下り24ページ・土休日上り24ページの計98ページだったが、2022年11月26日京急電鉄ダイヤ改正で昼間の羽田空港発着エアポート急行毎時3本を減便したため1時間当たり片方向で6本分浮くこととなった(羽田空港→京急蒲田ち京急蒲田→逗子葉山で下りと上りが入れ替わるため、1列車を両表に記載している)。

このためページ数を大きく削減することができ、土休日を各24ページから23ページに1ページずつ削減、合計2ページ削減することとした。




相鉄新横浜線全通で増発の相模鉄道は2ページ増!

次に相模鉄道。全線通しの時刻表三段式しかなく、今回の相鉄新横浜線新横浜延長により掲載駅が1駅増加、1ページあたり3行増加している。

ただページ上部の区間と路線名を縮めることで解決しているため、三段式のまま変わりない。

一方、相鉄新横浜線新横浜矩理恵開始により東急直通列車が増えたこと、横浜方面へは西谷始発終着の各駅停車を設定することとしたことから掲載列車数が大幅増加することとなった。

これにより平日下り5ページ・平日上り5ページから平日下り6ページ・平日上り6ページに各1ページずつ、2ページ増加した。

なお土休日下りは5ページ・土休日上りは5ページと列車本数が少ないにもかかわらず平日と同じ運転本数であったことから、時刻表に余裕があった。このため多少増発してもページ数を増やす必要はなかったようだ。

東急東横線は新横浜線区間記載もページ数変化なし!

今回の2023年3月18日ダイヤ改正で開業した東急新横浜線は、東急東横線直通列車と東急目黒線直通列車の両方が乗り入れる。このため東急東横線直通列車は東急東横線の表に、東急目黒線直通列車は東急目黒線の表に記載することとした。

まずは東急東横線。東急新横浜線も記載することとなたっため2駅追加、三段式のため縦に6行増えることととなったが、下部に余裕が当たっため三段式を崩すことなく表を言えウェうことに成功した。

また原則菊名発着の各駅停車を新横浜方面急行に振り替えたため大きな運転本数の増減はなく、平日下り5ページ半、平日上り5ページ半、土休日下り5ページ、土休日上り5ページを維持できた。

東急目黒線は駅数増加で4ページ増加!

一方、東急目黒線。五段式だったが、東急新横浜線区間2駅延長と新横浜から先相鉄乗り入れ行先と時刻、ページ数も記載する必要が生じたため1段あたり5行も増加することとなった。五段式だったことから25行増やす必要があり到底入りきらない。

このため東急目黒線では5段から4段に再編することになった。

当然五段入ったものが四段しか入らなくなったためこれまでのページに収まりきらなくなり、平日下り・平日上り・土休日下り・土休日上り各2ページずつから3ページずつに増加、計4ページ増加することとなった。

四段式となったことから今後JR京葉線のように上から平日下り・平日上り・土休日下り・土休日上りの上下式二段に再編する可能性もあるだろう。


結び

今回のマイライン東京時刻表2023台割改定では、東急新横浜線・相鉄新横浜線全通により各線で台割を大きく変更したほか、ページ数ねん出のためJR東日本中央総武線各駅停車、JR東日本山手線、京浜急行線から捻出することで調節した。

かつては月刊誌だったマイライン東京時刻表も、2019年以降はダイヤ改正時のみ、原則年1回しか発行しなくなった。

時刻表のデジタル化が進む中今後どのように維持していくのか、見守ってゆきたい。

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