国鉄・JR寝台料金変遷

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国鉄・JR寝台料金変遷

日本国有鉄道及び旅客鉄道6社の旅客営業規則第136条記載の、寝台料金変遷です。

なお国鉄分割民営化後、様々な寝台個室が設定されており、場合によっては列車ごとに異なる料金もあるなど、複雑化しています。

そのため今回の記事では、いかに寝台個室が拡大していったか、ではなく、国鉄時代に同じ等級の寝台(といってもA寝台1人用個室以外全て開放寝台なのだが)がどのように変化していったかを中心に見るため、国鉄時代にあった寝台等級のみの掲載とした。

なお、参考までに国鉄時代に存在した寝台等級のJR化後の料金も掲載しました。

JR6社旅客営業規則上は2019年4月1日改定にて開放寝台の料金が消滅していることになっていますが、B寝台開放の最終運転は2015年8月22日札幌発上野行き寝台特急「北斗星」を以て終了しております。

なおこのデータの作成にあたり、デスクトップ鉄さんの旅規ポータルを参考に作成し、一部つじつまの合わない点は国鉄監修 交通公社の時刻表(現 JTB時刻表)で照らし合わせました。

下記データの作成にあたり細心の注意を払っておりますが、誤っている可能性があります。ご了承ください。

国鉄・JR寝台料金変遷

国鉄・JR解放寝台料金変遷です。

以下の等級は略称で記載しております。

  • A上:A寝台上段(1969年5月19日までは1等寝台上段)
  • A下:A寝台下段(1969年5月19日までは1等寝台下段)
  • A1人個:A寝台1人用個室(1969年5月19日までは1等寝台個室)
  • B客3上:B寝台客車三段式上段(1969年5月19日までは2等寝台客車三段式上段)
  • B客3中:B寝台客車三段式中段(1969年5月19日までは2等寝台客車三段式中段)
  • B客3下:B寝台客車三段式下段(1969年5月19日までは2等寝台客車三段式下段)
  • B電3上中:B寝台電車三段式上段及び中段(1969年5月19日までは2等寝台電車三段式上段及び中段)
  • B電3下/B客2/B電2:B寝台客車三段式下段(1969年5月19日までは2等寝台電車三段式下段)及びB寝台客車二段式上段及び下段及びB寝台電車二段式上段及び下段
  • 青函上:青函航路寝台上段(1969年5月19日までは青函航路2等寝台上段)
  • 青函上:青函航路寝台下段(1969年5月19日までは青函航路2等寝台下段)




以下の表は横スクロールできます。

国鉄解放寝台料金変遷
改訂日 A上 A下 B客3上 B客3中 B客3下 B電3上中 B電3下/B客2 青函上 青函下 改訂日
1958/10/1 2,160 2,760 720 840 960 720 840 1958/10/1
1961/4/1 2,160 2,760 600 700 800 600 700 1961/4/1
1962/4/1 1,980 2,530 600 700 800 600 700 1962/4/1
1966/3/5 1,980 2,530 800 900 1,000 1,100 1,300 600 700 1966/3/5
1969/5/20 3,800 4,200 1,100 1,100 1,200 1,300 1,600 1,000 1,100 1969/5/20
1974/10/1 4,500 4,900 1,300 1,300 1,400 1,600 1,900 1,100 1,100 1974/10/1
1975/11/20 4,500 4,500 2,000 2,000 2,000 2,500 3,000 1,600 1,600 1975/11/20
1976/11/6 10,000 11,000 3,000 3,000 3,000 3,500 4,000 2,000 2,000 1976/11/6
1977/9/20 7,000 8,000 3,000 3,000 3,000 3,500 4,000 2,000 2,000 1977/9/20
1978/10/1 7,000 8,000 3,000 3,000 3,000 4,000 4,500 2,000 2,000 1978/10/1
1981/4/20 8,000 9,000 4,000 4,000 4,000 4,500 5,000 2,200 2,200 1981/4/20
1982/4/20 9,000 10,000 4,500 4,500 4,500 4,500 5,500 2,200 2,200 1982/4/20
1984/4/20 10,000 11,000 5,000 5,000 5,000 5,000 6,000 2,400 2,400 1984/4/20
1989/4/1 9,360 10,300 5,150 5,150 5,150 5,150 6,180 廃止 廃止 1989/4/1
1997/4/1 9,540 10,500 5,250 5,250 5,250 5,250 6,300 1997/4/1
2014/4/1 9,810 10,800 5,400 5,400 5,400 5,400 6,480 2014/4/1
2019/4/1 廃止 廃止 廃止 廃止 廃止 廃止 廃止 2019/4/1
2019/10/1 2019/10/1

単位:円


国鉄・JR個室寝台料金変遷

国鉄・JR個室寝台料金変遷です。

当初はA寝台1人用個室ロイヤルしかありませんでしたが、1988年の青函トンネル開業に伴う北海道方面寝台列車「北斗星」でB寝台個室を多数設定したのを皮切りに個室寝台のバリエーションが増えていきました。

ただ2016年3月22日までにほとんどの寝台列車の営業運転が終了しており、残るは寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」の個室寝台のみの適用となっています

以下の等級は略称で記載しております。

  • A2人個車椅子:カシオペアに連結の車いす対応A寝台2人用個室
  • SACS補助:カシオペアスイート補助ベッド
  • A補助:ロイヤル・スイート・カシオペアデラックス・シングルデラックス(あけぼののみ)、カシオペアツイン補助ベッド
  • B補助:シングルツイン補助ベッド
  • シャワー:シャワー県価格 なおA寝台個室利用時はシャワー券無料付帯




以下の表は横スクロールできます。

国鉄個室寝台料金変遷
改訂日 SA1人個 SA2人個 SA2人個 A1人個 A2人個 A2人個車椅子 SACS補助 A補助 B1人個 B1人個 B1人個 B2人個 B2人個 B2人個 B4人個 B補助 シャワー 改訂日
ロイヤル スイート・カシオペアスイート スイート・カシオペアデラックス シングルデラックス ツインデラックス・カシオペアツイン ソロ シングル シングルツイン デュエット サンライズツイン ツイン カルテット カルテット
1958/10/1 3,360 1958/10/1
1961/4/1 3,360 1961/4/1
1962/4/1 3,080 1962/4/1
1966/3/5 3,080 1966/3/5
1969/5/20 5,400 1969/5/20
1974/10/1 6,400 1974/10/1
1975/11/20 7,000 1975/11/20
1976/11/6 13,000 1976/11/6
1977/9/20 10,000 1977/9/20
1978/10/1 10,000 1978/10/1
1981/4/20 11,000 1981/4/20
1982/4/20 12,000 1982/4/20
1984/4/20 18,000 14,000 27,000 10,000 6,000 12,000 24,000 300 1984/4/20
1989/4/1 16,850 50,000 13,100 26,200 9,360 6,180 9,000 12,360 16,000 24,720 5,150 310 1989/4/1
1997/4/1 17,180 50,980 34,360 13,350 26,700 22,890 13,350 9,540 6,300 7,350 9,170 12,600 14,700 16,320 25,200 5,250 310 1997/4/1
2014/4/1 17,670 52,440 35,340 13,730 27,460 23,540 13,730 9,810 6,480 7,560 9,430 12,960 15,120 廃止 廃止 5,400 320 2014/4/1
2019/4/1 廃止 廃止 廃止 13,730 廃止 廃止 廃止 廃止 6,480 7,560 9,430 廃止 15,120 5,400 320 2019/4/1
2019/10/1 13,980 6,600 7,700 9,600 15,400 5,500 330 2019/10/1

単位:円

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