1965年10月1日に実施された東海道新幹線のダイヤパターンと待避パターン、初終列車時刻および列車番号の付番について見ていく。
初のダイヤ改正で大幅増発と区間運転の所要時間短縮へ! 東海道新幹線ダイヤ改正(1965年10月1日)【週刊新幹線7号】
日本国有鉄道は1965年、「国鉄監修 交通公社の時刻表」(現 JTB時刻表)1965年10月号にて、全国規模でダイヤ改正を行うと公表した。毎週新幹線・高速鉄道記事を扱っているが、今回で5か月ぶりとなる過去の新幹線のダイヤ改正を振り返る企画【
ダイヤパターン
このデータは、記事末尾記載の出典に記載の資料から、列車の運転頻度の定義を再編し時刻表の達人で改めて作成したものです。無断転載を禁じます。
なお以下の表を作るにあたり一部でOuDiaを使用させていただいております。
運行頻度の定期列車・多頻度列車・臨時列車の使い分けはこちら
前回1965年7月20日時点との変更点
- 白紙改正
- 2-1ダイヤから2-2ダイヤへ変更
待避パターン
「こだま」(東京~新大阪間)が「ひかり」(定期・多頻度・僅少全て含む)に抜かれる回数:2回(前回1965年7月20日時点の1回と比べ1回増加)
下り(新大阪行き)は静岡、上り(東京行き)は浜松で「こだま」が「ひかり」を1本待避、多頻度「ひかり」運転時間帯は下り(新大阪方面)は米原、上り(東京方面)は小田原で「こだま」が「ひかり」を1本待避。
初電終電時刻
1965年10月1日ダイヤ改正での変更点(つまり前回の1965年7月20日時点以来の変更点)は(括弧内)に付す。
初電
- 東京→新大阪 6時00分発10時00分着「ひかり1号」(変更なし)
- 名古屋→新大阪 6時50分発8時35分着「こだま271号」(名古屋発時刻55分繰り上げ、新大阪着時刻55分繰り上げ)
- 名古屋→東京 6時30分発9時43分着「こだま202号」(名古屋発時刻13分繰り下げ、東京着時刻22分繰り下げ)
- 新大阪→東京 6時00分発10時00分着「ひかり2号」(変更なし)
終電
- 東京→新大阪 20時00分発24時00分着「ひかり27号」(変更なし)
- 東京→名古屋 20時30分発23時38分着「こだま223号」(東京発時刻5分繰り下げ、名古屋着時刻5分繰り下げ)
- 新大阪→名古屋 21時30分発23時10分着「こだま274号」(新大阪発時刻5分繰り下げ、名古屋着時刻変更なし)
- 新大阪→東京 20時00分発24時00分着「ひかり28号」(変更なし)
列車号数の付番
前回1965年7月20日時点との変更点
- 区間運転定期「こだま」が細分化
- 臨時「こだま」が40繰り下げ
- 定期「ひかり」(東京~新大阪間):1~40
- 定期「こだま」(東京~新大阪間):101~130
- 定期「こだま」(東京~名古屋間):201~204
- 定期「こだま」(東京~静岡間):221~224
- 定期「こだま」(名古屋~新大阪間):271~274
- 定期「こだま」(静岡~新大阪間):291~294
- 臨時「こだま」(東京~熱海間):421~430
出典
国鉄監修 交通公社の時刻表(現:JTB時刻表) 1965年10月号, 日本交通公社出版事務局時刻表編集部(現:JTBパブリッシング), 1965年.
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