
東京、名古屋、新大阪の日本三大都市圏を結ぶ東海道新幹線。もっとも運転本数が多いのは最速達列車「のぞみ」ですが、静岡県内などの主要駅から東京、名古屋、新大阪に向かうために「ひかり」も設定しています。
ただ「のぞみ」の本数はあまりにも多いため「ひかり」もほぼ毎停車駅のように最速達列車「のぞみ」に抜かれます。
今回は東海道新幹線「ひかり」がどれくらい抜かれるのか見ていきましょう。
抜かれる本数が増えても所要時間がほとんど変わらないのは車両性能の向上にあり!東海道・中央・山陽・九州新幹線の歴代車両一覧はこちら!
2026年現在東海道新幹線「ひかり」は5本~6本抜かれる!
2026年3月14日時点で、東海道新幹線ですべての臨時列車を運転すると東海道新幹線「ひかり」は東京から新大阪に行くだけで5~6本も抜かれます。
東京発下り列車の抜かされる順は以下の通り。なお数字は追い抜く最速達列車「のぞみ」の東京発毎時時刻を示す(黒字:のぞみ 赤字:ひかり)

このように東海道新幹線ですべての臨時列車を運転したとき、全駅停車の「ひかり」は東京~新大阪間で最大6本に抜かれます。
もっとも最大6本抜かれるというのはゴールデンウィークやお盆、年末年始などの全臨時列車を運転したときに限ります。がそもそもそれだけの抜かされる枠は毎日用意していますし、それ以外の期間でも「のぞみ」の半分程度は運転しますから、「ひかり」は東京~新大阪間で3本程度には抜かれています。それくらいどんどん最速達列車「のぞみ」に抜かれるのです。
ただ東海道新幹線を運営するJR東海も夢の超特急「ひかり」号をを遅くなりすぎないようにするために、各駅で抜かされる本数を最大2本までとしています。東京~新大阪間で「ひかり」が同一駅で3本以上抜かれることはありません。
東海道新幹線「ひかり」抜かれる本数変遷
1993年3月18日以降の東海道新幹線「ひかり」が抜かれる列車と本数一覧です。
なお1992年3月13日までは「のぞみ」が存在していなかったことから東京~新大阪間で「ひかり」は必ず先着でしたし、1993年3月17日までは最速達列車「のぞみ」は昼間に運転がなかったことから昼間の先着列車は必ず「ひかり」でした。このため1993年3月17日まで昼間の「ひかり」が抜かされることはありませんでした。
押すと拡大します。
1993年3月18日~2003年9月30日の「ひかり」待避変遷
2003年10月1日以降の「ひかり」待避変遷
1993年3月17日までは「ひかり」は基本的に抜かされていなかったところ、2026年3月14日時点ではたいてい5本、一部で6本の「のぞみ」に抜かされるようになりました。
抜かれる回数は6本まで増えたのに「ひかり」の所要時間は約3時間のまま変わらない!
ただこの速達列車「ひかり」、抜かされる本数は増えているのに東京~新大阪間の所要時間はかえって短縮しているのです。
そもそも1964年10月1日~1965年10月30日は慣らし運転として超特急「ひかり」号は東京~新大阪間4時間00分でした。1965年11月1日~1985年3月13日までも東京~新大阪間は東京~新大阪間3時間10分運転でした。その後1986年11月1日ダイヤ改正で東海道新幹線「ひかり」のほとんどで東京~新大阪間3時間以内運転となっています。
その後最速達列車「のぞみ」が登場し「ひかり」がどんどん抜かれるようになりますが、ほとんどの「ひかり」で東京~新大阪間2時間56分~3時間00分運転を維持しているほか、2026年時点ではなんと昼間に2時間51分~2時間54分運転にまで短縮しています。
夢の超特急「ひかり」号は抜かされる本数が増えても3時間運転を維持するどころか、2時間54分程度にまで所要時間を短縮しているのです。
結び
東海道新幹線東京~新大阪間速達列車「ひかり」は東京~新大阪間で速達列車だったところ2026年時点で最大6本も抜かれるようになりました。
ただそれでも東京~新大阪間の所要時間は1965年11月1日時点で3時間10分運転だったところ、抜かされる本数が増えたにもかかわらず2時間51分~2時間54分で運転することから16分~19分所要時間を短縮しています。技術革新による車両性能向上で抜かされる本数が多くなってもこれまでより速く行き来できるようになっています。
最速達列車「のぞみ」も運転枠拡大でいくぶん乗りやすくなっていますが、速達列車「ひかり」も所要時間を短縮しているのです。
抜かれる本数が増えても所要時間がほとんど変わらないのは車両性能の向上にあり!東海道・中央・山陽・九州新幹線の歴代車両一覧はこちら!
資料:
国鉄監修交通公社の時刻表各号
JTB時刻表各号




コメント