初乗り230円、隣駅300円に値上げへ! 青い森鉄道運賃改定(2026年3月14日)

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初乗り230円、隣駅300円に値上げへ! 青い森鉄道運賃改定(2026年3月14日)

青い森鉄道は2025年12月10日、プレスリリースにて2026年3月14日に運賃改定を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。

2026年鉄道バス運賃料金改定まとめはこちら!

約17%値上げでへ初乗り230円、隣駅間300円の高額鉄道誕生へ!

今回の2026年3月14日青い森鉄道運賃改定では、2002年12月1日および2010年12月4日のJR東日本からの路線移管以来はじめて本体価格を値上げする。

青い森鉄道運賃改定の詳細は以下の通り。

青い森鉄道運賃改定比較
改定日
営業キロ(km)
2019/10/1 2026/3/14 値上げ率
1~3 200 230 15.0%
4~6 260 300 15.4%
7~10 270 320 18.5%
11~15 330 390 18.2%
16~20 460 540 17.4%
21~25 580 680 17.2%
26~30 690 810 17.4%
31~35 810 950 17.3%
36~40 930 1,090 17.2%
41~45 1,050 1,230 17.1%
46~50 1,170 1,370 17.1%
51~60 1,360 1,590 16.9%
61~70 1,590 1,860 17.0%
71~80 1,830 2,140 16.9%
81~90 2,080 2,430 16.8%
91~100 2,320 2,700 16.4%
101~120 2,710 3,160 16.6%
121~122 3,170 3,700 16.7%




今回の運賃改定ではほぼ全区間で17%値上げしたものを四捨五入した額に値上げする。これにより初乗り3kmまで200円から230円に値上げする、が、JR東日本東北本線から移管した青い森鉄道は駅間が長いためほとんどの隣駅間で230円から300円に値上げする。かくして隣駅間300円の高額鉄道となるわけだ!

これにより普通運賃を約17.06%値上げする。

また通勤定期で約16.75%値上げとする。通学定期は価格を据え置く。

通学定期は値上げしないし値上げ率も2020年から2024年の間の物価上昇20%以内で収まることをふまえると、適切な値上げと言えるだろう。

ただこの運賃水準は2025年時点のJR東日本・JR東海・JR西日本の幹線運賃水準と比べ約60%増で、運賃賃率にして1kmあたり税抜約26.00円となる。地方鉄道を維持するというのならこれくらいの価格設定、つまりJR地方線区の60%の値上げ(地方交通線比50%値上げ)まで図るべきではないだろうか。


結び

今回の2026年3月14日青い森鉄道運賃改定では、JR東日本から移管後初の本体価格値上げを図ることとした。

今後青い森鉄道でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

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関連資料 – 運賃改定の申請のお知らせ – 青い森鉄道

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