初乗り220円の高額地下鉄・新交通へ! 広島高速交通アストラムライン運賃改定(2025年10月1日)

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初乗り220円の高額地下鉄・新交通へ! 広島高速交通アストラムライン運賃改定(2025年10月1日)

広島高速交通は2025年1月27日、プレスリリースにて2025年10月1日にアストラムラインで運賃改定を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。

2025年鉄道バス運賃料金改定まとめはこちら!

初乗り220円の高額地下鉄・新交通へ!

今回の2025年10月1日広島高速交通アストラムライン運賃改定では、運賃値上げを図る。

詳細は以下の通り。

広島高速交通アストラムライン運賃改定比較
改定日
営業キロ(km)
2019/4/1 2025/10/1 値上げ率
1~2 190 220 15.8%
3~4 230 260 13.0%
5~6 270 300 11.1%
7~9 320 350 9.4%
10~12 370 400 8.1%
13~15 410 430 4.9%
16~18 450 460 2.2%
19 490 490 0.0%




これにより普通乗車券は10.1%値上げし初乗り190円から220円に、通勤定期券も18.7%値上げし、通学定期券は10.0%の値上げに抑える。日本国では2020年から2023年の間に物価が約20%上がっていることから、物価上昇分よりかは値上げを抑えていると言えそうだ。

これにより初乗り220円と地下鉄にしては京都市地下鉄の初乗り運賃220円と同額、新交通システムとしても開業当初全線一律運賃だった名残で初乗り運賃が高い金沢シーサイドラインの初乗りIC234円に次ぐ高さとなっている。

なお減速一律30円の値上げとなっているが、本通・県庁前~大塚間の値上げは10円、本通・県庁前~広域公園前間の運賃は据え置き490円のままとなっている。これは広島高速工数アストラムラインの開通した1994年より後の2001年に広島高速4号線が開通したことにより大原・伴・大塚・広域公園前から広島高速4号経由のバスを広電バスが大量設定、特に大塚・広域公園前からはバスの方が早いこともありアストラムラインが劣勢となっている。これをふまえ遠距離での値上げを行わないことで利便誘導を図ろうとしているのではないだろうか。


結び

今回の2025年10月1日広島高速交通アストラムライン運賃改定では、全線で13.2%の値上げを図ったことで初乗り220円の高額地下鉄・新交通が誕生することとなった。

今後広島高速交通アストラムラインでどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

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関連資料 – 鉄道事業及び軌道事業の旅客運賃上限変更認可申請について – 広島高速交通

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