新京成電鉄は2023年2月17日、プレスリリースにて10月1日に運賃を改定すると公表した( 鉄道事業の旅客運賃の上限変更認可申請について )。今回はこれについて見ていく。
一律20円値上げへ
今回の2023年10月1日線京成電鉄運賃改定では、運賃を引き上げることとなった。
新京成電鉄では2023年3月18日に京成津田沼~北習志野間の特定運賃IC168円を廃止し、距離通りの運賃178円に値上げしているが、今回の運賃引き上げは約6か月ぶりに行うことになる。
今回の運賃改定では、全区間でIC運賃・きっぷ運賃ともに20円ずつ引き上げる。
これにより初乗り運賃は147円から167円に、松戸~京成津田沼間は262円から282円に、それぞれ引き上げる。
普通運賃改定詳細は以下の通り。
改定日 営業キロ(km) |
2019/10/1 消費税率改定 |
2023/4/1 | 値上げ率 |
---|---|---|---|
1~5 | 147 | 167 | 13.6% |
6~9 | 178 | 198 | 11.2% |
10~13 | 199 | 219 | 10.1% |
14~17 | 220 | 240 | 9.1% |
18~22 | 242 | 262 | 8.3% |
23~27 | 262 | 282 | 7.6% |
今回の運賃改定は全線一律で20円の値上げとなるため、そもそも運賃の高い遠距離は運賃改定率が下がる。
ただ今回新京成電鉄が運賃を改定するということは、新京成電鉄と京成津田沼で連絡する京成電鉄も2023年10月1日に運賃を改定を行うのではないだろうか。奇しくも京成電鉄と相互直通運転を行う京急電鉄では2023年10月1日に運賃を改定するため、同時に行ういい機会である。
そうなると、京成電鉄でも近く運賃改定を行うと公表があるのではないだろうか。
結び
今回の2023年10月1日線京成電鉄運賃改定では、全区間一律で20円の値上げを行うこととなった。
今後新京成電鉄でどのような運賃改定を行うのか、見守ってゆきたい。
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