近距離は10円値上げに据え置きも観光客には40円値上げへ 叡山電鉄運賃改定(2023年4月1日)

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近距離は10円値上げに据え置きも観光客には40円値上げへ 叡山電鉄運賃改定(2023年4月1日)

叡山電鉄は2023年2月10日、プレスリリースにて2023年4月1日に運賃を改定すると公表した( 鉄道事業の旅客運賃改定申請について )。また叡山電鉄は2023年2月10日、プレスリリースにて2023年4月1日に京阪電鉄との率ぎ割引を廃止すると公表した( 京阪線と叡山電車の乗継割引の廃止について )。今回はこれらについて見ていく。

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近距離で10円値上げへ

今回の2023年4月1日叡山電鉄運賃改定では、関西大手私鉄5社中4社の運賃改定に合わせて行う。

出町柳からは岩倉・二軒茶屋までは一律10円の値上げ、それ以遠は30~40円の値上げとなる。これにより初乗り運賃は210円から220円に、出町柳~鞍馬間は430円から470円にそれぞれ値上げとなる。同日2022年4月1日に220円から250円に値上げする嵐電よりかはマシと言えるのだろうか。




京阪との乗継割引廃止へ

今回の2023年4月1日叡山電鉄運賃改定では、京阪電鉄との間で実施している連絡乗車券の20円割引を廃止する。

京阪電車と叡山電車の乗継割引は、祇園四条・三条・神宮丸太町~元田中・茶山・一乗寺・修学院の相互駅間を乗換駅の出町柳をまたいで利用する際に適用となる。

京阪電鉄では出町柳・神宮丸太町発着の乗車券に60円の加算運賃を設定しているため、この区間の初乗り運賃は220円となっている。その緩和措置だったのだが、今回の運賃改定で割引を廃止することとなった。

もっとも京阪との乗継割引廃止で最大40円の値上げとなり、鞍馬発着の40円値上げと同等となる。


結び

今回の2023年4月1日叡山電鉄運賃改定では、市民生活向けの近距離で10円、観光客向けの遠距離で30円~40円に値上げを図ることにより、市民生活に極力影響が出ないようにしつつ最大限の収益確保を行うこととした。

今後叡山電鉄でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。

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