長崎電気軌道は2021年6月23日、プレスリリースにて10月1日に運賃改定を行うと公表した( 運賃改定についてのお知らせ )。今回はこれについて見ていく。
全線運賃最安値の路面電車で値上げへ
今回の2021年10月1日長崎電気軌道運賃改定では、2019年4月1日長崎電気軌道運賃改定以来2年6か月ぶりに運賃改定を行う。
長崎電気軌道では前回2019年4月1日運賃改定で大幅な値上げを行ったため2019年10月1日の消費税増税の際に運賃改定を行わなかった。ただそれでも維持費が賄えていないことから運賃をさらに値上げすることとした。
今回の運賃改定でもほぼ全面的に運賃を値上げする。普通運賃(全線均一)は130円から140円に10円値上げすることとなった。これでやっと岡山電気軌道の全線運賃と同額になったが、通勤定期券は岡山電気軌道の140円区間より長崎電気軌道の方が若干安く設定している(ただし通学定期券は長崎電気軌道の方が高くなる)。
ただ岡山電気軌道は100円区間があるため、一部区間では長崎電気軌道より明らかに安くなる。そうなると全国最安路面電車運賃の座は岡山電気軌道に明け渡すこととなりそうだ。
結び
今回の2021年10月1日長崎電気軌道運賃改定では、運賃をさらに10円値上げし岡山電気軌道の全線運賃と同額の設定とする。
今後長崎電気軌道でどのようなダイヤ改正や運賃改定を行うのか、見守ってゆきたい。
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