JR東日本およびJR北海道では例年普通列車乗り放題の北海道&東日本パスを発売しているが、2024年夏シーズンの発売予告がない。今回はこれについて見ていく。
青春18きっぷ、2024年春をもって廃止内定か!
例年2024年7月~9月に利用可能な北海道&東日本パスであるが、いまだに発売に公式発表がない。
例年北海道&東日本パスは6月20日発売開始である。にもかかわらず3日前になっても発売のプレスリリース公表がないのだ。
そもそも北海道&東日本パスはJR北海道およびJR東日本、IGRいわて銀河鉄道および青い森鉄道、ついでに北越急行が全線乗り放題となる春夏冬の季節限定時発売の7日間連続乗車券である。発売のきっかけは2002年12月1日の東北新幹線八戸延伸により東北本線盛岡~八戸間がIGRいわて銀河鉄道および青い森鉄道に転換、青春18きっぷでの乗車ができなくなるため、東京および仙台から青森・北海道方面への在来線利用者の囲い込み目的とJR北海道およびJR東日本の取り分増加ねらいで設定したことによる。このため発売当初は青森~札幌間を運航する青函急行「はまなす」自由席も料金不要で利用できた。
その後北海道&東日本パスの大きな変化は、
- 2010年夏季の急行「はまなす」別途急行料金必要化と有効期限を5日間から7日間に延長
- 2016年3月26日の北海道新幹線新函館北斗延伸に伴う特例大幅変更
などがあった。
また料金改定も行っており、消費税増税による値上げのほか2019年冬季発売分ではJR北海道運賃値上げにより消費税率増税による1.8%を上回る4.0%の値上げを実施している。
これらの大きな変更はあったが、大幅な変更があっても2016年以降は2月に春季・夏季・冬季すべてのシーズン発売を公表している。2019年のプレスリリースでは料金改定の際には追って別途プレスリリースを公表しますと記載の上3シーズンすべてを価格未確定時点の2019年2月に公表している。
そう考えると、北海道&東日本パスの制度変更によって2月の春季・夏季・冬季すべてのシーズン発売を公表を妨げることにはならないと言えるだろう。
では2024年発売分はどうだっただろうか。
2024年発売分は2月のJR北海道・JR東日本プレスリリースにて発売は春季のみの公表となっている。もっとも北海道内特急の全車指定席列車の拡大により特急オプション券発売中止など一部ルール変更はあったが、過去に北海道新幹線新函館北斗延伸時にすら春夏冬3シーズン一斉公表していたことを考えるとルール変更が理由だったとはなかなかに考えづらい。
そうなると、北海道&東日本パスはもう夏冬は発売しない前提で2024年2月に春季発売のプレスリリースを打ったのではないだろうか?
結び
今回の2024年北海道&東日本パス発売中止内定では、北海道および東日本エリアで使えるお得なきっぷがなくなることとなったもようだ。
今後各エリアの在来線お得なきっぷの値上げががあるのか、見守ってゆきたい。
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