なぜ西小倉駅に鹿児島本線も停車するようになったのか! 博多〜大分間特急を500円値下げし高速バスとの価格競争へ!

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なぜ西小倉駅に鹿児島本線も停車するようになったのか! 博多〜大分間を500円値下げし高速バスとの価格競争へ!

福岡県北九州市小倉北区に位置する西小倉駅。鹿児島本線と日豊本線の双方が乗り入れますが、乗降客数がそれほどでもなくいずれか片方だけでも運び切れるほか、実は1987年7月19日までは日豊本線単独の駅であとから鹿児島本線にもホームを設置し停車駅にしました。なぜわざわざ鹿児島本線も西小倉駅に停車するようにしたのでしょうか。

西小倉駅に日豊本線のみならず鹿児島本線も停車で利便性向上!

そもそも西小倉駅は開業当初小倉駅でした。小倉市役所の最寄りで市の中心部だったのです。現在でも北九州市役所の最寄駅は小倉駅ではなく西小倉駅です。

が、荷物取扱拡大や山陽新幹線開業など今の西小倉駅では用地が足りないため、1958年3月1日に現在の小倉駅が開業、これまでの小倉駅は西小倉駅に改称し日豊本線単独駅になりました。

その後1987年4月1日に国鉄分割民営化によりJR九州が誕生、そのわずか3ヶ月後の1987年7月20日に西小倉駅に鹿児島本線ホームを設置し停車するようになりました。

おかげさまで一時期昼間だけで日豊本線毎時4本、日田彦山線毎時1本、鹿児島本線毎時3本の毎時8本も停車する便利な駅になりました。今でこそ日豊本線が昼間毎時3本に減便しましたが、それでも昼間毎時7本も乗車チャンスのある西小倉駅はかなり便利と言っていいでしょう。




西小倉駅のおかげで博多〜大分間の在来線特急が500円も値下げ!

ではなぜJR九州発足直後、全国的なダイヤ改正でもない時期に西小倉駅に鹿児島本線ホームを新設し停車させることにしたのでしょうか?

この西小倉駅鹿児島本線停車化により鹿児島本線戸畑方面と日豊本線城野方面を1.6km短く運賃や料金を計算することになりました。これは西小倉駅を通過するものの小倉駅で折り返す特急「にちりん」、のちの特急「ソニック」も適用されます。

これにより当時201.1kmだった博多〜大分間の営業キロが199.5kmに短縮、ギリギリ200km以内となります。これにより博多〜大分間の特急「にちりん」は当時運賃3,400円+通常期指定席特急料金2,300円の合計5,700円から運賃3,100円+通常期指定席特急料金2,100円の合計5,200円に500円も値下げしたのです!値下げ率8.8%とかなり値下げしています!

これにより高速バスとの価格競争に優位になったほか、博多〜別府と博多〜大分が同じ運賃料金となりわかりやすくなりました。また200km以内となったことで福岡市内の適用からも外れます。

このあと1999年7月2日の鹿児島本線黒崎〜枝光間の線路移設で1.0km短縮、博多〜大分間を198.5kmで運賃料金計算するに至ります。


結び

JR九州では高速バスと競合するため博多〜大分間の運賃料金を500円値下げするために発足直後に西小倉駅に鹿児島本線ホームを設置し停車させることにしました。

在来線特急が生き残るためには高速バスから旅客を取っていかなければならないのです。

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