なぜJR東海は東海道新幹線の車内チャイムを会いにいこうに変えたのか 脱ジャニーズ事務所への道のり

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なぜJR東海は東海道新幹線の車内チャイムを会いにいこうに変えたのか 脱ジャニーズ事務所への道のり

JR東海は2023年6月15日、Twitterにて7月21日に東海道新幹線の車内チャイムを変更すると公表した( 新幹線の車内チャイムは・・・【7月21日(金)】の始発列車から、新しい車内チャイム音に切り替わります(一斉切り替えです) )。今回はこれについて見ていく。

東海道新幹線車内チャイム変更へ!

東海道新幹線を運営するJR東海では東海道新幹線の車内チャイムを2023年7月21日から変更した。

楽曲はTOKIOのAMBITIOUS JAPAN!から会いにいこうに一斉に変更するとした。

JR東海では車内メロディを変更してから20年の節目で変更するとしているが、ふつう20年の節目なら少なくとも21年目まではやって20年目を盛大に祝うべきではないか。

というか、車内メロディや発車メロディを20年どころか30年・40年使い続けるのもザラで、わざわざ変える必要があったということはそれなりの理由があったということになる。失礼だろうが、会いにいこうの作詞野崎賢一氏と作詞・作曲の岩崎太整氏は存じ上げないし、各種メディアではCM登場俳優の楽曲としている節がある。はっきり言って楽曲提供者が有名だからとも考えににくい。

ということはTOKIOのAMBITIOUS JAPAN!に何らかの不都合が生じたため変えたのではないか。




不都合となったTOKIOメンバーとジャニーズ事務所

そもそもJR東海にとってTOKIOに不都合が生じたのはいつどこなのか。

5人組グループTOKIOはAMBITIOUS JAPAN!リリース当時の2003年時点で、ジャニーズ事務所所属であった。その後TOKIOメンバーのうち1人が強制わいせつ容疑で書類送検されている(ただし起訴はされていないので犯罪者ではないし、裁判もしていない)。その後このメンバーは酒癖が悪いことから離婚しており、5人組グループだったTOKIOからも離脱している。

またジャニーズ事務所は当時の社長の性加害報道により世界から敵視されており(世界基準なら即刻活動停止レベル)、世界から反社会勢力とみなされている団体と手を組んでも徳がない。というか2023年現在ジャニーズ事務所を守りに入っているのは日本だけだよ、ほんとに。

この噂は業界ではうすうす知れた話ではあったため、TOKIO該当メンバー書類送検のころからJR東海はいかにジャニーズ事務所と手を切るのか模索することとした。もっとも有罪判決を受けていないので表向けには言っていないが、その後離婚していることも踏まえたらメンバー自身に問題があると言わざるを得ない。そしてそれを管理していなかったジャニーズ事務所も。そこでJR東海は20年の節目という建前で世界から敵視されているジャニーズ事務所および関連団体と手を切ることとしたのだ

世界的に反社会勢力とみなされているジャニーズ事務所およびその関連構成員は、クリスマスエクスプレスを生み出した文化創造企業JR東海にとっては汚点となりかねない。世界的に排除される団体なのだから、関係は絶って当然だろう。




(2023.9.10 追記)その後2023年9月7日にジャニーズ事務所が会見を行ったが、これまでと根本的に変更しないことが発覚したため当日より企業スポンサーがジャニーズ事務所所属のタレントを相次いで排除すると表明している。

もっともこれはジャニーズ事務所会見を受けてのことで賛否両論が巻き起こり誹謗中傷まで行っているようだが、特にジャニーズファンに関しては思うところはあるだろう。

ただ、JR東海は会見の1か月前にジャニーズ事務所および関連団体の排除に成功しており、20周年の節目を盾にしたことから賛成多数、否定的な意見が出なかったし誹謗中傷するやかたもいなかった。

そう考えると今回の車内メロディ変更によるジャニーズ事務所および関連団体の排除は成功と言って差し支えないだろう。


結び

東海道新幹線の車内チャイム変更には、TOKIOメンバーのうち1名の不祥事から端を発し、事務所全体の問題にまで追及しつつある時期に手を切ることで世界的に反社会勢力ともなされる団体ジャニーズ事務所とその関連団体および構成員と手を切ることに成功した。

今後JR東海のみならず鉄道各社が今後広告などで俳優・タレントを起用するにあたりどのように注意するのか、見守ってゆきたい。

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