観光目的中心の値上げで初乗り160円に抑えへ! 箱根登山鉄道運賃改定(2022年10月1日)

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観光目的中心の値上げで初乗り160円に抑えへ 箱根登山鉄道運賃改定(2022年10月1日)

箱根登山鉄道は2022年4月15日、プレスリリースにて10月1日に運賃改定を行うと公表した( 鉄道旅客運賃の改定申請について )。今回はこれについて見ていく。

25年ぶりの値上げへ

今回の2022年10月1日箱根登山鉄道運賃改定では、1997年4月以来約25年6か月ぶりに運賃改定を行う。

今回の運賃改定では初乗り3kmまでを140円から160円に引き上げる。

なお箱根登山鉄道では初乗り3kmまでを除いて対キロ制運賃を採用しており、今回の運賃改定で普通運賃を1km当たり税込45.0円から51.0円(いずれも10円単位に四捨五入)に引き上げることとした。

箱根登山鉄道は利用に9割程度が定期外利用である。都市鉄道の定期外利用率が30~40%程度、地方鉄道で10~25%程度であることを考えると、90%程度が定期外利用の箱根登山鉄道がいかに観光目的利用が多いのかが分かる。

もっとも観光客のおかげで初乗り140円というJR東日本幹線運賃IC147円よりも安い運賃で維持できていたが、このご時世で観光客が減り減収したら値上げは致し方ないし、それでも初乗り3kmまで160円で抑えていることを考えるとかなり努力していると言えるだろう。

これにより小田原~箱根湯本間では普通運賃320円から360円に、小田原~強羅間は680円から770円にそれぞれ値上げする。

なおケーブルカー(鋼索線)は運賃を据え置くため、小田原からケーブルカーの終点早雲山までの利用でも90円の値上げで済む。




箱根登山鉄道では2019年4月1日より箱根フリーパスを値上げしたほか、2021年8月30日を以て箱根登山鉄道・ケーブルカーが1日乗り放題のトコトコきっぷや小田原から箱根港まで箱根登山電車とバスで小涌谷経由で行ける行ける箱根旧街道・1号線きっぷを廃止している。

箱根フリーパス自体が値上げしていることを考えるとこのご時世以前から増収を図っていたことは間違いないし、トコトコきっぷや箱根旧街道・1号線きっぷを廃止して箱根フリーパスへ利用を移動させることにより増収させようとしていることを考えると、相当待ったなしの状態だったのだろう。

まあ強いて言えば「夜のあじさい号」などで使用する箱根湯本~強羅間の座席指定料金は320円のまま維持ではなく400円程度に引き上げても良かったとは思うが。


結び

今回の2022年10月1日箱根登山鉄道運賃改定では、普通運賃を1kmあたり税込45.0円から51.0円に引き上げたことにより登山電車で値上げを図ることとなった。

今後箱根登山鉄道でどのように運賃を改定していくのか、またこどもIC50円均一とした小田急電鉄とどのように関係させるのか、見守ってゆきたい。

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