京阪電鉄は2024年12月3日、プレスリリースにて2025年10月1日に運賃改定を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
全区間値上げへ!
今回の2025年10月1日京阪電鉄運賃改定では、運賃値上げを図る。
京阪線の詳細は以下の通り。
改定日 営業キロ(km) |
2023/4/1 | 2025/10/1 | 値上げ率 |
1~3 | 170 | 180 | 5.88% |
4~7 | 220 | 240 | 9.09% |
8~12 | 280 | 320 | 14.29% |
13~17 | 320 | 360 | 12.50% |
18~22 | 350 | 400 | 14.29% |
23~28 | 370 | 420 | 13.51% |
29~34 | 390 | 440 | 12.82% |
35~40 | 410 | 460 | 12.20% |
41~46 | 420 | 480 | 14.29% |
47~52 | 430 | 490 | 13.95% |
53~54 | 440 | 500 | 13.64% |
これにより京阪電鉄の初乗りは170円から180円に値上げし、近鉄と同水準となる。
大阪淀屋橋~祇園四条・京都三条間は430円から490円に、京橋~七条・祇園四条間は420円から480円にそれぞれ60円値上げする。
なお中之島線中之島~大江橋間および鴨東線三条~出町柳間の加算運賃各60円に変わりない。この区間を乗車する際は初乗り運賃と合わせ230円から240円に値上げとなる。京都市バスの230円より高い時点でもう客を寄せ付けない感が出ているが。
なお同じく京阪間で競合する阪急京都線は大阪梅田~烏丸・京都河原町間410円に据え置き、JR京都線新快速は大阪~京都間580円のまま据え置きとなっている。京阪は阪急とJR西日本の間の運賃を取ることで鴨川東側の観光地アクセス需要を奪われないようにする見込みだ。
大津線も値上げへ!
今回の2025年10月1日京阪電鉄運賃改定では、大津線でも運賃値上げを図る。
大津線(京津線・石山坂本線)の詳細は以下の通り。
改定日 営業キロ(km) |
2019/10/1 | 2025/10/1 | 値上げ率 |
1~5 | 170 | 200 | 17.65% |
6~10 | 240 | 280 | 16.67% |
11~15 | 330 | 380 | 15.15% |
これにより京阪大津線では初乗り170円から200円に、最大50円の値上げを図る。
今回の運賃改定で普通運賃は12.7%、通学定期は7.8%、通勤定期は14.4%の値上げとなる。なお京阪線よりも大津線の方が値上げ率が高くなっている。
結び
今回の2025年10月1日京阪電鉄運賃改定では、運賃を値上げし初乗りは170円から180円に、最大60円の値上げを図ることとなった。
今後京阪電鉄でどのようなダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。
関連資料 – 鉄道旅客運賃の改定申請について – 京阪電鉄
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