静岡鉄道は2022年10月26日、プレスリリースにて2023年4月1日に運賃改定を行うと公表した( 鉄道事業の旅客運賃改定申請について )。今回はこれについて見ていく。
3年半ぶりの値上げへ
今回の2023年4月1日静岡鉄道運賃改定では、2019年10月1日静岡鉄道運賃改定以来約3年6か月ぶりに運賃を改定する。
今回も前回同様全区間で20円ずつ引き上げを図る。
これにより初乗りは140円から160円に、新静岡~新清水間は330円から350円にそれぞれ値上げする見込みだ。詳細は以下の通り。
改定日 営業キロ(km) |
2019/10/1 消費税率改定 |
2023/4/1 | 値上げ率 |
1~2 | 140 | 160 | 14.3% |
3~4 | 150 | 170 | 13.3% |
5 | 170 | 190 | 11.8% |
6 | 200 | 220 | 10.0% |
7 | 220 | 240 | 9.1% |
8 | 250 | 270 | 8.0% |
9 | 280 | 300 | 7.1% |
10 | 310 | 330 | 6.5% |
11 | 330 | 350 | 6.1% |
単位:円
これにより初乗り運賃は160円となることから、JR東海の初乗り150円より割高になる。
また遠州鉄道も2022年時点で初乗り140円であることを考えると、やや割高感が出始めている。
この運賃値上げにより老朽化した1000系をA3000系に全て置き換えるとしている。
結び
今回の2023年4月1日静岡鉄道運賃改定では、3年6か月ぶりに運賃値上げを図り全線で再び20円の引き上げを行うこととなった。
今後静岡鉄道でどのような運賃改定やダイヤ改正を行うのか、見守ってゆきたい。
コメント