新型車両投入に向けついに初乗り200円へ 伊予鉄道運賃改定(2023年10月1日)

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新型車両投入に向けついに初乗り200円へ 伊予鉄道運賃改定(2023年10月1日)

伊予鉄道は2023年5月31日、プレスリリースにて10月1日に運賃改定を行うと公表した( 鉄道事業・軌道事業・路線バスの旅客運賃上限変更認可申請について )。今回はこれについて見ていく。

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全区間で運賃値上げし初乗り200円に値上げへ

今回の2023年10月1日伊予鉄道運賃改定では、2021年12月1日伊予鉄道運賃改定以来1年8か月ぶりに運賃改定を行う。

今回の運賃改定では市内電車・郊外電車ともに普通運賃は全区間で20円ずつ値上げすることとなった。これにより市内電車・郊外電車ともに初乗り運賃が180円から200円に値上げすることとなった。

2023年5月20日にJR四国が運賃を改定し初乗り170円から190円に値上げしたことから、20円の値上げはJR四国の運賃値上げと比べればまだ値上げ率は低いと見たのだろう。

伊予鉄道では2020年10月1日、2021年12月1日、2023年10月1日と1~2年おきに秋に運賃改定を実施している。もう伊予鉄道の運賃改定は秋の風物詩となっているように感じるのは気のせいだろうか。




今回の2023年10月1日伊予鉄道改定後運賃は以下の通り。

改定日
営業キロ(km)
2021/12/1 2023/10/1 値上げ率
1~3 180 200 11.1%
4 230 250 8.7%
5 250 270 8.0%
6 300 320 6.7%
7 320 340 6.3%
8~9 380 400 5.3%
10~11 440 460 4.5%
12~13 500 520 4.0%
14~15 560 580 3.6%
16~17 620 640 3.2%
18~19 670 690 3.0%
20~21 720 740 2.8%
22~23 770 790 2.6%
24~25 820 840 2.4%

こう見ると一律20円値上げにより近距離の値上げ率が高く見えるが、そもそも長距離は2020年10月1日伊予鉄道運賃改定にて運賃区分を新設し100円値上げしたのでその調整も兼ねていると言えば妥当だろう。

これにより郊外電車では5.0%、市内電車では11.0%の値上げを図ることとなった。

なお今回の運賃改定による増収分で、路面電車の市内線のみならず郊外電車でも新型車両を投入するとしている。伊予鉄道は1995年に新車として610系を投入しているが、以後中古車に新形式をつけて投入している。今回投入する新型車両も中古車に新形式を与えるだけなのかもしれない。


結び

今回の2023年10月1日伊予鉄道運賃改定では、一律20円の値上げで初乗り200円に値上げすることとなった。

今後伊予鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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