2025年6月17日、JR東日本E8系新幹線が同日に相次いで故障、山形新幹線が一部運休に追い込まれている。今回はこれについて見ていく。
新幹線車両故障にともなう2025年6月19日以降の山形新幹線「つばさ」運転計画はこちら!
新幹線車両故障にともなう2025年6月18日山形新幹線「つばさ」運転計画と救済列車はこちら!
新型車両E8系が同日に4本も故障へ
今回の2025年6月17日東北新幹線運転見合わせでは、同日中に山形新幹線「つばさ」用新型車両E8系4本が故障している。
もっとも鉄道車両は精密機器だし300km/h運転を行える新幹線車両のため故障はつきものである。車両故障による運休は致し方ない。が、それが同日に4件も起き、しかもその4本が一番新しく投入した4本なのである。しかもうち1本は営業運転前の試運転段階で2日連続故障していることからさすがに自然故障以外の原因を疑わざるを得ない。なにせこれらのトラブルは旧型車両E3系新幹線では起こしたことがないのだから。
今回故障したのはE8系新幹線のG8編成、G9編成、G10編成、G11編成の4本である。このうちG8編成、G10編成、G11編成の3本は補助電源喪失によるモーター故障となっている。E8系は日立製作所と川崎車両で製作しているが、このうちG8編成、G10編成、G11編成の3本は川崎車両で製作しているのだ。
そう考えると今回の同日多発の新幹線車両故障は車両製造元の川崎車両に原因があると言っても良いのではないか。
日本の技術力が高いというブランドを棄損する川崎車両
しかも川崎重工業改め川崎車両が製造した新幹線車両の故障はこれだけではない。
2017年12月11日には東海道新幹線「のぞみ」で使用していた川崎重工業製のJR西日本所有N700系新幹線の台車亀裂が発覚、新幹線初の重大インシデントとなった。JR東海側で気付いたため博多発東京行きのうち名古屋で運転を打ち切ったが、東京まで運転していたら台車が持たずに脱線したとも言われている。原因は設計図にない台車の変形加工を製造元の川崎重工業がしたためである。つまり新幹線の安全を川崎重工業改め川崎車両がまたも脅かしているのではないか。
そもそも世界から見た日本のウリは日本の技術力の高さである。が、近頃の川崎重工業改め川崎車両の新幹線車両製作からの車両不具合多発を見るに、川崎重工業改め川崎車両の行動は日本の技術力を下げるという日本国全体に対する名誉棄損と言わざるをえない。川崎車両のせいで日本の質が落ちるのだ。川崎重工業は1964年の東海道新幹線開業時の0系新幹線から新幹線車両をし続けているが、これを機に川崎車両は直ちに新幹線車両製作をやめるべきではないか。
もしこのまま川崎車両が安全ではない新幹線車両を製造・投入し続ければ、今度は乗客の命を脅かしかねない。そんな新幹線乗りたいですか?
別に新幹線車両を製造する会社はほかにも日本車両や日立製作所、近畿車輛もあったりするわけです。もっともリスク分散のために複数社で製造した方が良いというのは正しいですが、そのうち1社がなくなったところで新幹線車両製造に大きな影響はない、むしろ川崎車両が新幹線車両製造をやめることで川崎車両が起こしうる新幹線車両事故を未然に防げると言ってもいいのではないでしょうか。
なお東海道新幹線を運営するJR東海は2009年を最後に川崎重工製の新幹線車両の導入を行っていないが、このような事故が起こることを予期させるような工場体制や経営方針体制がすでにあったということなのだろう。なにせJR東海は2023年にジャニーズ問題が広がる数カ月前に車内メロディを変更し旧ジャニーズとは関係を断ち切るほど先見の明があるわけですから。
結び
川崎重工業改め川崎車両のずさんな新幹線車両製造には日本国のウリである技術力の高さについて名誉棄損していると言われてもおかしくない。
国民の安全を守るためにも川崎重工業改め川崎車両は新幹線車両の製作を金輪際やめるべきではないか。
コメント