1966年3月10日に実施された東海道新幹線のダイヤパターンと待避パターン、初終列車時刻および列車番号の付番について見ていく。
東名間ひかり初登場! 東海道新幹線ダイヤ改正(1966年3月10日)【週刊新幹線10号】
日本国有鉄道は1966年、「国鉄監修 交通公社の時刻表」(現 JTB時刻表)1966年3月号にて、東海道新幹線でダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。 前回記事となる1965年12月~1966年2月東海道新幹線臨時列車運転
ダイヤパターン
このデータは、記事末尾記載の出典に記載の資料から、列車の運転頻度の定義を再編し時刻表の達人で改めて作成したものです。無断転載を禁じます。
なお以下の表を作るにあたり一部でOuDiaを使用させていただいております。
運行頻度の定期列車・多頻度列車・臨時列車の使い分けはこちら
前回1965年11月1日時点との変更点:なし
※今回「2(3)-2ダイヤ」として扱うのは、東京8時45分発及び新大阪8時45分発超特急「ひかり」号が設定されるため。なお極僅少「ひかり」運転時間帯は、多頻度「こだま」の運転なし。
待避パターン
「こだま」(東京~新大阪間)が「ひかり」(定期・多頻度・僅少全て含む)に抜かれる回数:1回(前回1965年11月1日ダイヤ改正と同数)
上り(東京行き)・下り(新大阪行き)とも静岡で「こだま」が「ひかり」を1本待避。
初電終電時刻
1966年3月10日ダイヤ改正での変更点(つまり前回の1965年11月1日ダイヤ改正以来の変更点)は(括弧内)に付す。
初列車
- 東京→新大阪 6時00分発9時10分着「ひかり1号」(変更なし)
- 名古屋→新大阪 6時45分発8時05分着「こだま271号」(変更なし)
- 新大阪→東京 6時00分発9時10分着「ひかり2号」(変更なし)
終列車
- 東京→新大阪 20時30分発23時40分着「ひかり49号」(変更なし)
- 東京→名古屋 20時50分発22時50分着「ひかり51号」(従来の「ひかり49号」より東京発・名古屋着ともに20分繰り下げ)
- 新大阪→名古屋 21時35分発22時50分着「こだま272号」「こだま274号」(新大阪発・名古屋着ともに30分繰り上げ)
- 新大阪→東京 20時30分発23時40分着「ひかり50号」(変更なし)
列車号数の付番
前回1965年11月1日時点との変更点
- 定期「ひかり」に東京~名古屋間運転列車を追加
- 運休中「ひかり」を不定期「ひかり」に変更
- 運休中「こだま」を不定期「こだま」に変更、運転区間に東京~名古屋間を追加
- 定期「こだま」に東京~新大阪間運転列車を追加
- 定期「ひかり」(東京~新大阪間):1~50
- 定期「ひかり」(東京~名古屋間):51~52
- 定期「こだま」(東京~新大阪間):101~136
- 定期「こだま」(東京~名古屋間):201~206
- 定期「こだま」(東京~静岡間):221~224
- 定期「こだま」(東京~熱海間):241~242※休日運休
- 定期「こだま」(名古屋~新大阪間):271~272
- 定期「こだま」(静岡~新大阪間):291~294
- 不定期「ひかり」(東京~新大阪間):301~304
- 不定期「こだま」(東京~新大阪間):351~354
- 不定期「こだま」(東京~名古屋間):361~362
- 臨時「こだま」(東京~名古屋間):421~430
- 臨時「こだま」(東京~新大阪間):431~436
出典
国鉄監修 交通公社の時刻表(現:JTB時刻表) 1966年3月号, 日本交通公社出版事務局時刻表編集部(現:JTBパブリッシング), 1966年.
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